・理系は大学院行くでしょって言われるけど…
・理系は学校推薦あるから楽でしょって言われるけど…
・理系の就活情報少なくない??
確かに理系学生は専門性を活かした就活が多く、
同じ境遇の人の就活情報があまり出回っていません。
私も理系出身。
気持ちはよくわかります。
本ブログでは理系学生に向けて就活記事を書きます。(全3回を予定)
そして本記事では、理系学生が悩むさまざまなことに簡潔に説明します。
- 筆者の就活の実績
- 理系学生が抱く悩みへの回答
・就職か大学院進学か
・理系就職か文系就職か 等
- IT業界最大手のシステムエンジニア
- システムの要件定義から運用、保守まで、一連の作業を経験
- 数億円超プロジェクトのプロジェクトマネジメントを経験
- 約70名の学生からOB訪問を受け、IT業界やシステムエンジニアについて説明実績あり
宜しくお願いします!
筆者の就職活動の結果
就職先:(具体名は伏せますが、IT業界最大手です)
内定先:ソフトバンク、NTT東日本
最終面接先:日立製作所、日本航空
途中辞退:三井住友銀行、テレビ朝日、全日本空輸 等
私は私立大学 理系 大学院卒です。
理系だから理系の企業を選ぶ必要は全くないと思い、
幅広く業界・企業を見て就活しました。
たくさんの業界・企業を見て、
そして己を知ったことで”納得いく就活”ができました。
この経験をもとにお伝えします。
理系学生の就活の悩み(6選)
① 就職 か 大学院進学 か
まず悩むのは進路でしょう。
2024年卒は
・3月就活本格開始(会社説明会解禁)
・6月本番選考開始
のため、学部3年(修士1年)の3月から就活本格開始です。
上記スケジュールを無視して会社説明会や選考を実施する企業もあります。
業界・企業によってバラつきがあるので、情報収集を進めておきましょう。
大抵、どの大学も学部4年の春に大学院への選考試験があるので、
「就活を進めつつ、時期を見て大学院へのルートを進む」
ということも可能です。
つまり学部3年のときに持てるルートは3つ。
① 大学院に進む
・専門的な知識を学びたい
・大学院に進んで就職時の給与が高くしたい
・理系就職のルート(推薦等)を活かしたい
② 学部生から就職する
・早くからビジネスキャリアを積みたい
・大学院に進んで専門知識を得たい欲はない
・大学生活に飽きた
・理系就職の予定がない
③ 学部生のときに就活はするが、大学院に進むことも念頭に置く
・就職するか大学院に進むか迷っている
・行きたい企業の内定がもらえそうにない(※)
私は①でした。
③も考えましたが、研究室に配属されて間もなかったため、
学部生の段階で就活しようという意欲は湧かなかったです。
(※)
学部生の時に就活した場合、企業によっては落選、途中辞退の情報が
院生時の就活に影響する可能性はありますが、可能性は低いと思って問題ないです。
就活は就活、研究は研究、
割り切って取り組めることは
ストレスが少ないのでおすすめです。
② 研究(卒論・修論)とのバランス
完成させないと卒業できないので、研究(卒論・修論)も悩みの種ですよね。
① 大学院に進む
② 学部生から就職する
③ 学部生のときに就活はするが、大学院に進むことも念頭に置く
①に絞っている理系学生は、就活にかける労力が少ないので
研究(卒論・修論)も無理なく進められると思います。
②と③の場合は要注意。
特に学部4年(修士2年)の春に卒論(修論)の中間発表を控えている場合、
どちらも中途半端に進めてしまい、後悔しないようにしましょう。
私は修士1年の3月から就活を本格開始しましたが、
修士1年の夏から定期的にインターンシップに参加していました。
インターンシップに参加して
・本当にやりたい仕事がそこにある
・思ってた仕事と全然違う
・社員の方々が合いそう
など、早めに判断しておくと3月にスタートダッシュをきれます。
③ 理系就職 か 文系職種 か
文系就職というのは本ブログでは
「理系の専門職以外の職に就くこと」とします。
高校生のときも理系コースから経済学部など、
文系学部へ進学された方もいましたよね?
就職も同じで理系学生が文系就職することは全然アリです。
文系職種のほうが募集人数は多いですが、応募総数も多いです。
理系就職は募集人数は少なくなりがちですが、応募総数も少ないので、
この観点で内定もらいやすさは変わりません。
ただし、【大学生の間に学んだ専門知識を活かす機会が少なくなること
に対して後悔がないと言い切れるなら】という前提付きです。
私は情報系の学部出身で、
① ITはどの業界でも必要不可欠なものになりニーズがあると思った
② ITはを活用する職場は苦にならないと思った
③ ITを活用する職場は働き方等、不自由が少ないと思った
私のなかでWANT・MUST・CANが整理できたので
理系就職をすることに決めました。
WANT・MUST・CANを整理する重要性は
別記事の1章に記載しました。よかったらご一読ください。
私は文系就職も考えて就活開始し、
最終的には理系就職を選択しました。
早めに就活開始したので成せたことです。
④ 自由応募 か 推薦応募 か
理系学生の特権とも言えるのが「推薦応募」です。
推薦応募:学校あるいは教授から企業に推薦して選考に進む就活方法のこと。
推薦応募は面接回数が少なく、自由推薦よりも高い確率で内定を得られます。
しかし、
・推薦応募可能な企業には限りがある(企業がどの大学に枠を用意するか次第)
・推薦応募が可能な企業は、自由応募ができない
・推薦応募と自由応募のルートを途中で切り替えることはできない
・合格後は辞退できない
という点に要注意です。
なお、自由応募(文系学生の就活方法と同じ)をしつつ、推薦応募を進めることは可能です。
しかし、推薦応募に合格したら辞退できないため、
自由応募でいくか、推薦応募でいくかはよく考えましょう。
辞退すると、翌年からその大学の推薦応募枠が0になる可能性もあります。
大学と企業の信頼関係のうえ成立するので、要注意です。
推薦応募のフローは以下のとおりです。
これらが3月〜6月頭の約3ヶ月で実施されます。
- 企業→大学:推薦枠の提示
- 大学→学生:推薦応募可能企業の提示
- 学生⇄企業:推薦応募のルートで選考(ESやマッチング(※1)等)
- 企業→学生:マッチング結果の提示
- 学生→大学:推薦書の提出(※2)
- 大学→企業:推薦する学生の提示
- 学生⇄企業:本選考(6月。内定受諾。)
(※1)「マッチング」が事実上の面接です。回数は1~2回です。
(※2)このタイミングで推薦書を提出します。つまり推薦応募は推薦するまでに内々定(マッチング結果、合格)を得ることになります。
ES提出期限は3月末だと思ってください。
つまり、実質1ヶ月で企業理解を深めないといけません。
3月までにOB訪問等を受け付けている企業には、3月までにアプローチしましょう。
ビズリーチキャンパス等、
OB訪問アプリを活用するのが良いですよ。
⑤ 就活にも研究にも疲れてしまった
就活に専念、研究(卒論・修論)に専念できない場合は
やはり疲労がたまります。
特に心の疲労。
頭のなかの整理が追いつかず、不安に駆られ、ストレスが溜まる。
そんな大変な思いをしないよう
自分なりのストレス発散方法を見つけておきましょう。
- 友達など、気兼ねなく話せる人と定期的に会う
- 就活、研究の合間にも趣味の時間を作る
私はこの2点でした。
私のストレス発散方法は
・筋トレ
・ランニング
・友達とお酒飲みに行く
・乃木坂のライブに参戦
でした。
趣味と言いつつ体力づくりをしています(笑)
それは自己投資の重要性を知っていたから。
別記事で自己投資(自分磨き)に関して取り上げています。
よかったらご一読ください。
⑥ そもそも就活、どう臨めばよいのかわからない
いつ、何を、どう始めればいいのか。
就活サイトを見ても文系学生向けの内容ばかり。
ということで、以下の記事に整理しました。
よかったらご一読ください。
まとめ
今回は理系学生が悩むさまざまなことに回答していきました。
私自身が悩んだことでもあり、
どの世代にとっても抱える悩みだと思います。
いま企業の立場でOB訪問を受ける際、
文系学生からも依頼はありますが、理系学生がやはり多い。
それだけ出回っている情報が少なく、苦労しているということ。
そこに少しでも手助けができればと思い、この記事を書きました。
他に聞いてみたいことがあれば、コメントお願いします。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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